boost_interprocess

Boost.勉強会 #7 に行ってきました。発表してしまいました。

Boost.勉強会 #7 東京 - boostjpと言う訳で行ってきました。 発表してしまいました。 当初発表する予定なんて無かったんですが、そういえば ネタ帳 - boostjp に書かれていたり、1時間も余ってるし、Boost.Interprocess使ったことない人が多いそうだしでサプ…

Boost.ipcの有効利用(?)

というレベルではないですが Boost.Property_treeで暗号化したiniファイルを読んでみる - 名古屋313の日記 で暗号化を行うのに一度バッファを作って取るのが面倒だなあ、と思ったのでこれはBoost.ipcのメモリマップドファイルの出番ではないかと思いちょ…

Managed Memory Segmentsで動的多態する場合の留意事項

boost.ipcのManaged Memory Segmentsで動的多態を演じたい場合、destroy(_ptr)を呼び出す際、作成時の型を指定する必要があります。つまり抽象クラスの型を指定して、抽象クラスのポインタを渡して、削除することはできません。 namespace ipc = boost::inte…

destroy_ptrでハマる

いや、まさかこうなるとは思ってなかったのでメモ。Managed Memory Segmentsはconstructしたオブジェクトをdestroyする必要があります。これはconstruct方法によっていろいろ選べます。例えばnamed instanceとして作成した場合、destroyを使って名前を指定し…

Managed Memory Segments 小ネタ幾つか

今日は特にネタがなかったので、Managed Memory Segmentsが提供してる機能をいくつか書いておきます。とりあえずManaged Memory Segments上のお話なので前提条件を書きます。変数名はmm_segmentsで、オブジェクトは自動で削除されます。ちなみに、ドキュメン…

Boost.interprocess 解説&備忘録

ただの記事リストです。01:boost.interprocessさん凄いです - krustf の雑記 02:しばらくboost.interprocessネタで書いていこう。 - krustf の雑記 03: 04:vectorstreamの話 - krustf の雑記 05:bufferstreamの話 - krustf の雑記 06:STLもmanaged上な…

いやいやManaged Heap Memoryの方が

Managed Heap MemoryがBoost.interprocess Document P.90に書いてあります。これはstatic buffer領域を必要とせず、予めヒープ上のメモリを確保して利用する形だそうです。使い方はManaged Heap Memoryと同じで構築方法が異なります。 例えば、自前でヒープ…

Managed External Bufferは便利かも?

久しぶりに更新。Boost.interprocessの話です。またもやドキュメントパラパラ見てたら結構使えそうなやつが出てきたのでメモ。 Managed External Buffer "様々な状況でSimpleなオブジェクト、STLと同じようなコンテナや文字列、 あとは何かしらのバッファが…

multi_indexなども使えて便利

ついつい見落としてましたが、interprocessはmulti_indexなどのinterprocess外ですがBoostのライブラリとして提供している一部のコンテナもmanaged memory segmentsを使って作成できるようです。ドキュメントに書いてあるのはmulti_indexとunordered_mapの2…

プロセス間共有用のnamed mutex

interprocessには"named mutex"という名前付きMutex Objectを作成して複数のプロセス間で排他制御を行える機構があります。recursiveなMutexなどありますが、多分interprocessとして特徴的な機能だと思いますので紹介。作り方と最終的な削除方法が面倒ですが…

STLもmanaged上ならば使用可能

[注意] この記事は間違っている可能性が高いですできるのかなーと思っていたんですが、managed上であればsegment_managerを使用したアロケータを作成すればSTLコンテナをそのまま利用できるようです。(じゃあなんで同じようなコンテナがboost.interprocess内…

bufferstreamの話

前回のvectorstreamと同じで、interprocessのstreamsのもう1つ、bufferstreamの話。 bufferstream? "buffer"については皆さんが普段思ってる通りで良いと思います。何かしらのデータを溜めておくための領域。bufferstreamは固定サイズバッファにデータを読…

vectorstreamの話

今日はinterprocessのstreamsの話。vector/bufferstreamと2つあるのですが、今回はvectorstreamだけ。 vectorの定義 interprocessの当該章では"vectorとは要素が連続しているコンテナである"ようです(意訳かも)。std::vectorは言わずもがなですが、std::basi…

offset_ptrの話

最近のネタ4作目ぐらい。Boost.interprocessの様々なクラス内ではoffset_ptrなるスマートポインタが使用されています。よく見るのはoffset_ptrでtypedefしてvoid_pointerなんてされてるところが多いようです。offset_ptrで何ができるかというとずばり、"ポイ…

しばらくboost.interprocessネタで書いていこう。

前回boost.interprocessでオブジェクトをファイル上に作って遊びましたが、どうも配列も作成できるらしいです。こんな感じで。 static const size_t N = 5; // N 個の配列として作成 Type* arr = mfile.construct<Type>("Name")[N](Allocator); // proxyを束縛して</type>…

boost.interprocessさん凄いです

この記事は C++ Advent Calendar 2010 の参加記事です。詳細は以下。 C++ Advent Calendar jp 2010 : ATND 今日はクリスマスですし、みなさんお忙しいと思いますし、それに僕はあんまり変態的な事を書けませんので…。*1 そんな中であまりTwitter上であまり話…

managed_mapped_fileの方が楽でした

前回記事の続きで、boost.interprocessのmanagedの方が楽でしたよ、という話。 Class template basic_managed_mapped_file - 1.45.0 作成されてなかったら指定サイズで作成してしまう、とかmapped_regionを作らずともそれがそれ自体がマッピングオブジェクト…

memory mapped filesについて

最近なんか抽象的な事しか書いてない気がしてきたのでboostの奴でちょろっと。 boost.interprocessってあんまりTwitter上でネタにならないような気がしますね*1 boost.interprocessにはmemory mapped filesという機能があります。簡単に言うとファイルに対し…